日本料理にはどんなものがある?代表的なものを紹介
日頃食べている食事の中には、洋食や中華もあり、昔からある日本料理とは少し違うものを食べる機会が増えていると思います。
しかし、今でも昔から受け継がれてきた日本料理を人生の節目や親戚の集まりなどで振る舞うこともあります。
それでは、日本料理にはどのような種類があるのでしょうか。
この記事では、日本人なら知っておきたい日本料理の代表的なものをご紹介します。
1.日本料理とは
日本人が昔から受け継がれてきた伝統的な料理のことです。
四季があり、海の幸も山の幸も豊富にある自然豊かな島国、その特性を活かして昔から作られています。
2.日本料理の種類
日本料理は、伝統的な食文化として今もなお受け継がれています。
現在では、割烹などの格式高い料理店にて提供されていますが、代表的な日本料理として大きく分けると「会席料理、懐石料理、精進料理、本膳料理」の4種類に分けられます。
それでは、それぞれの日本料理の特徴を見ていきます。
・会席料理
日本料理の主流となるものです。
吸い物、刺身、焼き物、煮物の一汁三菜が基本の料理です。
お酒を振る舞う場合、お通し、揚げ物、酢の物が肴として用意されます。
食事の最後にごはん、味噌汁、香の物が出される流れとなります。
・懐石料理
こちらも一汁三菜が基本で、折敷と言われる膳に料理をのせるのが懐石料理の特徴です。
この懐石料理は、安土桃山時代に千利休が茶道に取り入れたもので、お茶の前にいただく位置付けから、最初に少量のごはんとお吸い物が出される。
・精進料理
元々は修行僧が食べていた料理であり、仏教の教えの基、作られたのが精進料理です。
殺生を禁ずる考えから、肉や魚は使用されておらず、豆腐や大豆、野菜や穀物、果実、木のみなどの食材だけで作られている。
また、出汁も鰹節を使わず、昆布や干ししいたけで摂っているのも特徴の一つです。
現在も地域によっては、親族が亡くなったときに仏教の思想により肉や魚を断ち、精進落としと言われる精進料理が振る舞われているところもあります。
・本膳料理
日本料理の原点とも言われている格式高い料理で一汁三菜が基本です。
最近では、冠婚葬祭などの限られた場でしかみることが少なくなっている料理です。
脚がついた膳にのせられており、位の高さやもてなしによって膳の数が増えるのが特徴です。室町時代の武家のもてなし料理とされたのが由来とされています。
3.まとめ
このように、日本料理にはしきたりや格式に合わせた料理があります。
現代では、ワンコインでハンバーガーや丼が食べられ、ドライブスルーなどを利用することで待つこともなく食事にありつけます。
結婚式などで提供される料理も、最近では「和洋折衷」と言われる、和食も洋食も入り混じった創作料理というものが人気なようです。
しかし、せっかく日本人として生まれたのです、昔からある伝統的な日本料理をじっくりと味わってみてほしいです。